ファクタリングとは

ファクタリング(Factoring)とは、企業が保有している売掛金を、ファクタリング会社に買い取ってもらうことによって、

早期に資金を手にするることのできる新しい資金調達方法で、国も認める正当な資金調達方法なんです。

分かりやすく説明すると、企業が保有している売掛金、つまり代金後払いとして販売した分の売上金額をファクタリング会

社に買い取ってもらうことによって、後日入金されるであろう未来のお金を素早く資金化できるということで、これまで今

か今かと待ちわびていた売掛先企業からの入金を待つことなく、早ければ即日に資金調達することできるんです。

とはいえ、多くの経営者様の中には「売掛債権担保融資保証制度」とファクタリングを混同され、ご利用を躊躇われている

方も多いのですが、そもそも売掛金担保融資の場合は、売掛金を担保にしてお金を借りる契約となっていますので、会計

上、負債となり、契約条件によって長期借入金か短期借入金に計上することになります。

しかし、ファクタリングの場合、保有している売掛債権を譲渡して現金化すること、つまりは売買契約となりますから、仕

分けを行う場合「売上債権売却損」という費用を払って、「売掛債権」という資産を現金、または未収金という資産へ交換

するという考え方になります。

ファクタリングによって決済期日前に、早ければ即日に売上を現金化することができますので、企業の資金繰りの改善に大

いに役に立ちます。

【補足】ファクタリングは政府が推奨する資金調達方法

ファクタリングは、中小企業の資金調達を支援するために政府が推奨している資金調達方法です。

不動産担保ローンなど他の融資制度に限界があるため、政府(経済産業省)は中小企業の資金繰りが深刻な状態になってい

るのを何とか改善したいと考え、アメリカなどで広く普及している『売掛債権(売掛金など)を活用した資金調達』を模索

します。